陰謀を暴け!の巻1
文字の大きさも、できるだけそのままで、持ってきました。太字など強調されてる部分も、元のとできるだけ同じにし ています。
はろ~またまた個人イベント、なんて素敵にジャパネスクですそのまた別のお話・・・
今回は、悪者たちが出てきます
東宮を亡き者にしようとたくらむ悪者たちです
その悪者たちとの格闘劇ぜひ楽しんでください
ではまず、その後のあらすじを・・・・
その後、瑠璃はお流れになった高彬との初夜を迎えようとしましたが、ある事件を解決しないと高彬と結婚できなくなったので、鷹男と言う雑色と事件の解決に挑むことになります
ところでこの鷹男と言う男ただ者ではないようです
そして事件というのは、東宮を廃そうとする悪者たちの事件からすべては起こったようです
やがて瑠璃は事件の解決のため、女房というお仕えの者としてその悪者たちの屋敷に入り込みます
ここでちょっと悪者の名前を上げておきます
元凶となった悪者は入道でそれから左馬頭(さまのかみ)、観如(かんにょ、坊さん)などが主な悪者です
ではあらすじに戻ります
瑠璃は入道たちに気に入られたようで、入道たちのお使いとして大事らしい書状をもってみはりの兵士とともに、法珠寺(ほうじゅじ)に向かいます
その書状がどうやら怪しいと見た瑠璃はお使いの車の中で、書状を見て、悪者たちの陰謀を知りました
それは、東宮の筆跡にまねて、帝の呪詛を願う言葉を書き、それを世間に広めて東宮を廃し、自分たちにとって都合のよい皇子を東宮に立てると言う計画でした
つまり東宮の筆跡を真似た、この書状を目的地まで持っていって渡すことは、陰謀に加担することになります
そのため瑠璃はついた法珠寺でこの書状をここに持ってこさせたのが入道だとあからさまにします
そして彼らが自分を殺そうとしていることも知り、隙を見つけて上の着物を脱ぎ捨て、逃げます
それからのお話-
寺のものたちは逃げていく瑠璃をみて叫んだ
「あっいたぞ!あそこだ!」
瑠璃は必死で逃げながら思った
(あたし、もう絶対こんなことしないわ!スリルとサスペンスなんかもうたくさんよ!今度こそ普通の姫になるんだから!)
ザザッ
「待てっ!」
誰かが前に立ちふさがる
左馬頭(さまのかみ)だ
剣を持っている
「狩りはもうおしまいだ」「覚悟しろ 女」
左馬頭は冷酷に笑った
じりじり・・剣を近づけてくる
瑠璃は気持ちを落ち着けていった
「あたしを殺したって無駄よ 左馬頭 すでに東宮はお前たちの陰謀をすべてご存知なんですもの」
「何っ!どういうことだ!」
左馬頭がつめよる
「あの歌の連書(証拠となる連書)だってすでに東宮が持ってらっしゃるし、私のほかにも入道の元にもぐりこまされていたものはたくさんいるんですもの」
左馬頭「まさか・・」
瑠璃は続けていった
「でも東宮は悪いのはすべて入道だと思っていらっしゃるわ 皆だまされただけだって・・・だからもし私が左馬頭は入道に脅されて協力したんだって申し上げれば・・」
「なにっ!執り成ししてくださるか?」左馬頭は瑠璃をつかんだ
手を離す瑠璃「もちろん」
瑠璃「言うわけないだろっ」
そういうと同時に瑠璃は左馬頭を倒して剣を奪い取ると、一目散に西門へ逃げたここでコーデ
剣もって逃げる瑠璃です

白無垢にしたのは、これぐらいしか瑠璃の着ていた、白い、着物に似たものはなかったからで・・・
ヘンだとは思うんですが、これにしました
後髪も絵では一つに結んでいたのでこれにしました
剣は、鞘も一緒のならあったけど瑠璃が剣を身に着けているのはおかしいので、この剣にしました
では続き・・・
「お、追えっ!」倒れながら左馬頭は叫ぶ
無我夢中で走っている瑠璃の目に西門がうつった
(見えた!西門だ)
そのとき何かがヒュッ!と瑠璃の顔を掠めた
すぐそばで矢が木に突き刺さっている
矢の来たほうをみると観如が弓矢を手にして立っていた
「どうした女もう逃げぬのか?」観如がじりじりと矢を引いて・・・
ビンッ
ドッ
「・・・う・・」
「観如さまっ!」
「何者のしわざだ!観如様!」
(えっ・・・?)瑠璃は驚いて回りを見渡す
(あたし生きてる?)
なぜか観如のほうが矢で倒れている
(矢を射掛けられたのは私のはずよなのにどうして観如のほうが・・・)
わけが分からないでいると、遠くからドッドッドッドッ
続く