
あすなろ坂の中の好きな言葉
新吾の台詞から
自分などがまだ生きている意味などないという芙美がもしもう一度人生をやり直せたものなら・・とつぶやいたときに言った言葉
感想も交えています。ブログから取っています。





「通り過ぎてしまえばただ夢のような月日でも、そのときそのとき大切な瞬間がいっぱいある人生はやり直せるものじゃない だから生きていく意味があるんですよ。 これからもいろんなことがあるだろうけど 生き続けていく意味はきっとなにかあるはずだ死ぬ時になって初めてわかるものかもしれない死ぬ最後の瞬間・・・ああ生きてきてよかった・・・と思えれば自分の人生は生きる意味があったんだ・・そんな最後の一瞬のために生きていくのかもしれないな」



・・なんかすごく深くて、そういう考えかたしたことなかったので、すごく新鮮なショックでしたやり直したい・・・ってずっと私も思っていたから・・・いい言葉だなあって思います
それともう一つみどりの言葉みどりが自分が愛した人が一人死んでしまったことから、今生きているサーシャを愛して、サーシャまで死んでしまったらと恐れてしまい、自分自身の生きようという勇気、求める勇気をを失っていることに気づいた時の台詞

無くすことを恐れすぎていた無くすより多くのものをつかもうと努力することが生きるということなのに生きる勇気を忘れていたまた無くすかもしれない
それでも 明日こそは・・ またなにかをつかもう
また悲しむかもしれない
この台詞も、すごく勇気づけられる台詞だと思いますそしてこの後みどりはサーシャのプロポーズを受けますが、ロシアが敵国になり、ロシア人のサーシャはつかまってしまう・・そのサーシャが生きて帰ってくることを待っているとき、芙美がみどりを心配して私の命と引き換えになる物なら・・サーシャを・といったとき、緑が答えた言葉も素敵です

「一生待って、もし帰ってこなくてもそれでもしあわせだったと言い切れるわきっと幸せって形じゃないんですもの・・・
明日こそ・・と思う情熱 それ が幸せなのかもしれない」
この言葉も好きです
あすなろ坂はひとことひとことがほんとに生きていて、とても素敵でした
主人公が年老いるなんて最初は嫌だったけど、ながい一つの人生を見たようでした
追記の名言1 追加したい名言があったので書いてみました^^ ブログより
夫を亡くした詩絵が、生き生きとしているのを見て、どうしてなのかと、たずねるみど りに、詩絵が答えた言葉


・・・精一杯愛したわ。私の人生はあの人のおかげで何倍にも光輝いたわ。
あの人の人生もそうだったはずよ。私たち一心同体だった。今の私は、あの人がこの世にのこした遺産なのよ。
わたしがいきいきと光りかがやくことが、あの人の価値を高めることなのよ。
私はあの人の遺産をみがいて生きていくの。


この生きる姿勢が素晴らしい そして、いつも前を向いて生きていた、強い、詩絵らしいセリフ こんな風に生きていけたらいいのにと思う


・・愛しつづけるって・・なくしたものの大きさを思い知らされることですね
愛しすぎるって悲しいことですね。
「ああ美しい」と気づいて手にとってしまったために、はかなくとけていく雪のような悲しみですね。


追記の名言2
最後は、緑の言葉 この言葉が一番好き
詩的・・はかなくて、美しい言葉 愛というものを考えさせてくれる
あすなろ坂は何度読んでもやっぱり名作だと感じます
言葉も美しいし、登場人物一人ひとり本当に一生懸命生きていて、いろんな悲しい場面もあるけどひっくるめて、美しい、見事な物語だと思います

